▶裏口入学、トップの起訴、不正入試…。 この夏、東京医科大学(東京・新宿)=写真=で、理事長(起訴前に辞職)と学長(同)が文科省汚職事件の贈賄罪で在宅起訴され、さらに女子と浪人生の合格者数が抑えられていた不正入試も明ら…
「新型インフルエンザ」発生に警戒怠るな
▼感染死は世界で7400万人 そろそろまた注意を促しておきたいことがある。新型インフルエンザの発生だ。 新型がひとたび発生すると、人が免疫(抵抗力)を持っていないため、次々と感染してあっという間にパンデミック(地球規模…
受動喫煙論議-全面禁煙に勝る対策なし-
「百害あって一利なし」と分かっていながらどうしてすっきりと解決できないのだろうか。今回はたばこの話である。 2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、厚生労働省が他人の吸うたばこの煙を吸い込む受動喫煙を防ぐための法案…
臓器移植法の施行から20年 どうしたらドナー増やせるのか
臓器移植法が施行されて来年でちょうど、20年を迎える。ドナー(臓器提供者)とその臓器がないと自らの命を維持できないレシピエント(患者)とを結び付けて支えるのが、臓器移植法だ。しかし20年が経過するというのに日本のドナー…
はしか対策 予防接種を正しく理解して感染なくそう
大阪府の関西国際空港で集団感染が起きるなど「はしか」の感染が続いている。国立感染症研究所によると、9月11日までに報告された患者数は計115人で、昨年の患者数の3倍を超える。 9年前にも若者の間で大流行し、大学や高校が相…
ハイブリッド肺移植 生体移植の苛酷さ自覚したい
今回は生命倫理の絡んだ移植医療の問題について論じたい。 今年7月17日、岡山大病院が世界2例目の「ハイブリッド肺移植」の手術に成功した、と発表した。ハイブリッドとは「混成物」の意味で、ハイブリッド肺移植は脳死したドナー…
最高裁判決をきっかけに認知症対策を真剣に考えよう
認知症の高齢者が徘徊中に列車にはねられ、JR東海が振り替え輸送の費用を家族に求めた訴訟で、最高裁が3月1日、1、2審の判決を覆して画期的な判決を下した。「家族には損害賠償責任がない」という初判断。認知症の高齢者を介護す…
「ジカ熱と小頭症」感染拡大の向こうに健康弱者がいる
WHO(世界保健機関)が2月1日、蚊が媒介する感染症の「ジカ熱」について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。緊急事態宣言は、一昨年8月のエボラ出血熱以来のことである。 ブラジルなど中南米でアウトブレ…
「化血研の不正」 薬はだれのためにあるのか
一般財団法人・化学及(および)血清療法研究所(化血研、熊本市)が、40年以上も前から血液製剤やワクチンを未承認の方法で製造し、その事実を隠蔽していた。昨年暮れのニュースである。化血研は薬害エイズ訴訟(民事)の被告企業のひ…
医療事故調スタート 制度を見直し大きく育てよう
医療事故調査制度が10月1日からスタートした。死亡事故の原因を調べ上げ、再発防止を目指すのが目的だ。10年以上前からの念願の制度が始まったことは評価できるが、はっきり言って課題の多いシステムである。今後、大小の問題やトラ…