<憧れのアメリカ留学とコロナの拡大> その頃、私の心は希望に溢れていた。長年憧れていたアメリカの大学院に短期間とはいえようやく留学できる。大学を卒業して以来30年近く記者生活に追われているうちに、留学して何を勉強するのか…
“アベクロノミクス”の終焉
“アベクロノミクス”とはアベノミクスとクロダノミクスを合成した造語である。アベノミクスの元祖、安倍晋三元首相は既に亡くなり、クロダノミクスのリーダー、黒田東彦日銀総裁は来年の4月が任期。続投はまずない。 …
「感染急増の第七波」事態の悪化招く過剰反応を断ち切れ
■検査キットを活用して自主検査しよう 新型コロナの第7波で、全国の1日当たりの新規感染者の数が20万人を超えて第6波のピーク時の2倍に膨れ上がり、その後も過去最多を更新している。だが、重症者はそんなには増えていない。こ…
日韓関係の改善に一歩踏み出したが・・・
1) パク外相が初来日 韓国のパク・チン外相が就任して初めて日本を訪れた。7月18日から3日間滞在し、まず林外相と会談した。日韓2か国の外相会談はおよそ3年ぶりだ。パク外相は翌日、岸田首相…
戦争記憶を未来へ紡ぐ「毎日戦中写真」共同研究
毎日新聞社は5月、大阪本社に保管されている戦時期に特派員が撮影した写真ネガを、デジタルアーカイブ化する計画を発表した。終戦80年の2025年完成を目指している。プロジェクトの特徴は、渡邉英徳・東京大学教授、貴志俊彦・京…
「サル痘の異例の感染拡大」原因は変異か、それとも人間側の問題か
■WHOは事態を憂慮し、今後もPHEICを検討する アフリカで流行していた「サル痘(モンキー・ポックス)」が、これまで感染のなかった欧米で急速に広がっている。異例の事態である。このほど、WHO(世界保健機関)は緊急委員会…
日韓関係と普遍的価値観
1)軋む国際秩序と普遍的価値観 ロシアがウクライナに侵攻し、4か月が過ぎた。ロシアはウクライナの市民も巻き込む戦闘を続け、核兵器の使用もちらつかせている。また、東部での攻勢を強め、南部では占拠・支配の既成事実化…
「国際卓越研究大学法」は世界トップレベルの大学づくりにつながるのか
イノベーション(技術や社会の革新)の駆動力となる世界トップレベルの大学づくりを目指す「国際卓越研究大学法」が5月18日、参院本会議で与党などの賛成多数により可決され成立した。 政府が拠出する10兆円規模の大学ファンド(…
米大統領の日韓歴訪とユン外交
◆米韓首脳会談とユン外交 バイデン大統領が日本と韓国を訪問した。5月20日から5日間の滞在中、多様な会談と行事が相次いだ。ソウルでは、就任して間もないユン・ソンニョル大統領との米韓首脳会談が行われた。東京では、日韓首脳会…
ゼロコロナ政策に固執する中国・習近平政権に呆れる
■上海ではロックダウンが1カ月以上も続く 中国最大の国際経済都市で、人口2400万人の上海は今年3月28日に東部がロックダウン(都市封鎖)され、4月1日には西部も閉鎖された。4日にはロックダウンの期間延長を上海市が発表し…