ハンタウイルス感染症が注目を集めている。背景には、アフリカ・カーボベルデ沖を航行していたクルーズ船で、ハンタウイルス感染が疑われる事例と複数の死亡例が報告されたことがある。これを受け、日本でも報道が増加したが、国立健康…
ハンタウイルス 人気のクルーズ船に潜む感染症の脅威
■アウトブレイクに過ぎないのか 「大西洋を航行中のクルーズ船でハンタウイルスが流行し、これまでに3人が死亡している」。WHO(世界保健機関)が5月4日、こう発表しその後の報道も続いてちょっとした騒動となった。このハンタウ…
再審制度の見直し-冤罪は防げるのか?
死刑囚だった袴田さんの再審・無罪確定が大きなきっかけとなった刑事訴訟法・再審制度の見直し法案は既に国会審議入りしている。しかし、法案の解釈をめぐって、検察は、抗告・証拠開示などについて事実上、これまでの権限を守ろうとする…
デジタル至上社会への警告~AI「Mythos」の不気味さ~
「例え皆さんが理解できなくても、今日はAI(人工知能)の最先端についてお話しします。ですが、私がこれからご説明するAIは、明日はもう古くさいものとなっているかもしれません。」2026年2月下旬、東京・麹町のホテルの会議…
「麻疹の流行」 排除状態なのに感染が拡大する矛盾
■子供の病気と侮ってはならない 「麻疹」と書いて「はしか」と読む。そのむかし、中国の麻疹という疾病が日本ではしかと呼ばれていたことから、はしかに麻疹の漢字を当てるようになったという。麻疹をそのまま「ましん」と音読みするこ…
「戦争になりますよ」後藤田正晴の遺言~ホルムズ海峡と機雷掃海艇~
「じつはそのころ、主人の血圧が異常に高くなり、娘が医者でしたので診察いたしました。ところが中曽根首相が主人の意見を入れてくださると、すっと下がって正常になったというのです。やはり官房長官が首相と異なる主張をするというのは…
“中道”はどこへ向かうのか?
天の声にもおかしな声があるといったのは、かつて総裁選に敗れた福田赳夫首相だと言われる。だが中道革新連合がこれだけ見事に負けると、どこから再建の手を付けたらよいのか見つけにくいのではないか。 直近の読売新聞の世論調査によ…
「ネット社会を生きる」 SNSが高市旋風に拍車をかけた
■有権者に悪影響 前回のメッセージ@penでこう書いた。 〈アメリカと中国の動きが、高市旋風の背後にある。習近平・国家主席の中国に対する嫌悪がトランプ大統領のアメリカ第一主義と相まって、日本社会の振り子を右へと傾かせる大…
ミラノ・コルティナ冬季オリンピックに見る「回転と身体」
◉回転競技における日本選手の存在感 ミラノ・コルティナ冬季オリンピックでは、日本のスノーボード勢が再び存在感を示した。男女4個の金メダルに併せて計9個のメダルを獲得し、フィギュアスケートやモーグルを含め、回転を伴う競技に…
「高市旋風」の背後に何が潜むのか
■左に振れたままの振り子 いまから40年以上も前の話である。「世の中の振り子が左に振れたままだ」という声を社内で何度か耳にした。当時、警視庁記者クラブ詰めの記者だった。夜討ち朝駆けで抜いた抜かれたを繰り返し、なぜその事件…