1)韓国で今起きていること 韓国は今、混乱の最中にある。12月3日夜、ユン・ソンニョル大統領が突然宣言した「非常戒厳」がきっかけだった。非常戒厳はすぐに解除されたものの、大統領の弾劾訴追案が可決された。その妥当性を審理…
御巣鷹40年 なぜボーイングは修理ミスの理由を開示しないのか
■阪神・淡路大震災と地下鉄サリンから30年 2025年は大きな災害や事件、事故の節目となる年である。たとえば、1月17日は阪神・淡路大震災の発生から30年で、その2カ月後の3月20日には地下鉄サリン事件が同じく30年を迎…
80歳、まだ走ってます。 「効率的ラン」で10キロレース完走
もう師走、早いもので今年も終わりですね。日本はもちろん、米国、韓国、中東、欧州、どこもかしこも政治が大きく揺れ始めています。大谷翔平選手の話題以外、明るいニュースのなかったような一年でしたが、さて、皆さんお変わりありま…
衆院選・兵庫県知事選とSNS論争~“あと説”ジャーナリズム?~
”あと説“という言葉は辞書にはないようだ。だが、しばしば、物事が済んだ”あと”になって解説・説明などを得意げに語るメディアがある。それらの解説・説明を“あと説”としよう。 さて、多くのメディアが今回も選挙期間中を理由に…
石破政権の命運~企業献金禁止でリーダーシップ発揮できるか~
「石破氏に(今)望まれるのは、三十有余年前(1991年)に『政治改革を実現する若手議員の会』のリーダーとして、改革の推進力となったあの姿である」(谷口将紀東大教授、朝日新聞・2024年10月30日付朝刊) 先月(20…
ローマ・カトリック教会教皇にアジア出身者実現の布石か?
「教会の宣教する使命の中心は欧州からグローバル・サウス(主に南半球の新興国・発展途上国)の地域に移行し、それが今回の任命にも表れています。日本、アジアへの祝福です。」――新たに21人叙任された枢機卿の中に、日本の菊池功東…
ドナルド・トランプの陰謀論政治
ここ最近、寝ても覚めてもドナルド・トランプのことばかりを考えている。といっても、彼の熱狂的なファンになったからではない。彼についての研究をするようになり、関連する書籍やニュース記事、論文を連日読み漁るようになったからだ…
始動する石破新政権と日韓関係
日本の新しい首相に自民党の石破 茂総裁が指名された。国内外から注目される中、石破政権が始動した。先に行われた自民党総裁選挙は、9人が立候補する異例なものとなった。政治とカネの問題などから派閥単位の動きも薄れ、読みにくい…
『日航・松尾ファイル』の出版(番外編) 組織のゆがみが事故を招く
■メカニックの修理ミス 新聞記者時代から感じていたことだが、組織がゆがむと、事故が起きる。拙著『日航・松尾ファイル』で扱った航空史上最悪の日航ジャンボ機墜落事故もそうだった。 事故機(国籍・登録番号JA8119)は7年前…
エッセー アジア的な視点からみる日本の神社
神社はてっきり、日本固有のものだと思っていたが、どうもそうとばかりは言えないようだ。韓国の信仰の聖地である堂(たん)、沖縄の御嶽(うたぎ)などを訪ねてみると、驚くほど神社に通じ合うものがある。 神社というとまず鳥居と、狛…