1)韓国で今起きていること 韓国は今、混乱の最中にある。12月3日夜、ユン・ソンニョル大統領が突然宣言した「非常戒厳」がきっかけだった。非常戒厳はすぐに解除されたものの、大統領の弾劾訴追案が可決された。その妥当性を審理…
御巣鷹40年 なぜボーイングは修理ミスの理由を開示しないのか
■阪神・淡路大震災と地下鉄サリンから30年 2025年は大きな災害や事件、事故の節目となる年である。たとえば、1月17日は阪神・淡路大震災の発生から30年で、その2カ月後の3月20日には地下鉄サリン事件が同じく30年を迎…
80歳、まだ走ってます。 「効率的ラン」で10キロレース完走
もう師走、早いもので今年も終わりですね。日本はもちろん、米国、韓国、中東、欧州、どこもかしこも政治が大きく揺れ始めています。大谷翔平選手の話題以外、明るいニュースのなかったような一年でしたが、さて、皆さんお変わりありま…
衆院選・兵庫県知事選とSNS論争~“あと説”ジャーナリズム?~
”あと説“という言葉は辞書にはないようだ。だが、しばしば、物事が済んだ”あと”になって解説・説明などを得意げに語るメディアがある。それらの解説・説明を“あと説”としよう。 さて、多くのメディアが今回も選挙期間中を理由に…
名前に宿るアイデンティティ 『千と千尋の神隠し』から考える
♢「いまからおまえの名前は千だ。いいかい、千だよ!」 ロンドンのコロシアム劇場で、舞台『千と千尋の神隠し』を観た。イギリスの大学院に進学することが決まり、渡英して間もなくの休日だった。映画からそのまま抜け出てきたような千…
心臓病の疑いに脅え、おのれの弱さ思い知る
■始まりは背中と胸の激痛だった 私事(わたくしごと)で恐縮だが、68歳のわが身に心疾患の疑いが出て検査入院した。先に結論から言うと、重大な病ではなかったのだが、止まれば命を失う心臓だ。それだけに死についていろいろと考えさ…
石破政権の命運~企業献金禁止でリーダーシップ発揮できるか~
「石破氏に(今)望まれるのは、三十有余年前(1991年)に『政治改革を実現する若手議員の会』のリーダーとして、改革の推進力となったあの姿である」(谷口将紀東大教授、朝日新聞・2024年10月30日付朝刊) 先月(20…
ローマ・カトリック教会教皇にアジア出身者実現の布石か?
「教会の宣教する使命の中心は欧州からグローバル・サウス(主に南半球の新興国・発展途上国)の地域に移行し、それが今回の任命にも表れています。日本、アジアへの祝福です。」――新たに21人叙任された枢機卿の中に、日本の菊池功東…
『日航・松尾ファイル』の出版(番外編2) 遺族を苦しめる陰謀論は許せない
■遺族の反応が気になった 先日、「8・12連絡会」の美谷島邦子(みやじま・くにこ)さんと電話で話した。美谷島さんは、9歳になる小学3年の次男を1985年8月12日に起きた日航ジャンボ機墜落事故で亡くし、事故直後から遺族で…
ドナルド・トランプの陰謀論政治
ここ最近、寝ても覚めてもドナルド・トランプのことばかりを考えている。といっても、彼の熱狂的なファンになったからではない。彼についての研究をするようになり、関連する書籍やニュース記事、論文を連日読み漁るようになったからだ…