2019年7月9日、ハンセン病の元患者家族が受けた差別被害をめぐり国に損害賠償を命じた熊本地裁判決について、政府が控訴しない方針を決めた。安倍総理は総理大臣官邸で会見を行い、次のように述べた、「今回の判決内容については…
テレビの放送史を飾る1601番組
昭和28年に、日本でテレビ放送が始まって以来、毎年、夥しい数の番組が放送されてきた。その中には、視聴者の心を打ち、もう一度見たいと思う番組が数多く含まれている。しかし、あらかじめ視聴者が録画するか、一部の番組でDVDを…
お客様は中高年 ~BSTV放送の最新事情~
日本でテレビ放送が始まって来年で65年。人間で言えば高齢者の仲間入りだ。「それで若者のテレビ離れが進むのか」というのは冗談だが、テレビが“若者のメディア”であった時代はもう終わっている。だが、テレビ業界はそのことを認めた…
ミニゼミレポート(第1回) 高市発言から放送の自由を考える
2017年5月17日、放送の自由をテーマとして、今年度第1回のミニゼミが慶應義塾大学三田キャンパスで開かれた。17名の現役学生に加え、当研究所卒業生の6名のジャーナリストと2名の担当教授が出席した。昨年2月の高市早苗総…
公共放送のトップ人事 ~経営委員会のトラウマ~
昨年(2016年)11月6日。東京・渋谷の日本放送協会(NHK)で開催された経営委員会は、今年(2017年)1月24日で任期を終える籾井勝人現会長の後任に上田良一氏を充てる事を議決した。上田氏はNHK経営委員会の常勤メ…
六輔と巨泉の死が残したもの
2016年の夏、日本の放送史に大きな足跡を残した同世代の人物2人が前後して世を去った。83歳の永六輔と82歳の大橋巨泉である。共に東京の下町で生まれ育ち、学歴も早稲田大学中退という2人は、得意分野や活躍の場は違ったが、遊…
「 絶歌」出版の問題を考える
神戸連続児童殺傷事件の犯行当事者である「元少年A」の手記『絶歌』が出版されて、ひと月弱。やや落ち着いてきたとはいえ、この手記の出版に対する反応の際だったところは、その内容や記述への論評もさることながら、出版そのものを問…
水深44mからのメッセージ~セウォル号事故と報道姿勢~(上)
2014年4月16日、韓国南西部のチンド(珍島)沖で、旅客船「セウォル号」(6825トン)が沈没した。乗客・乗員476人のうち、修学旅行の高校生ら295人が死亡、依然9人が行方不明となっている。その船体は今、水深44mの…
水深44mからのメッセージ ~セウォル号事故と報道姿勢~(下)
セウォル号事故に対するKBSの報道姿勢は、どんな点が問題になったのであろうか。 まず、KBS若手記者らの反省文は次のように指摘している。「我々は現場にいたが、現場取材をしなかった。遺族が救助活動の不適切さを叫ぶとき、発表…
科学記者養成の問題点「良い記者自然発生説」の経営者たち
私の持論は「良い記者自然発生説」。「良い科学記者というものは、放っておけば組織内に自然発生する(例えば庭の空き缶にボウフラが自然に涌くように)」という説である。 そんなばかな、と思われるかもしれないが、新聞、テレビを問わ…