2014年度4回目の綱町三田会ミニゼミが、12月3日、慶應義塾大学三田キャンパスで開かれた。テーマとして設けられたのは、「世論調査と客観報道」である。2014年12月14日の衆議院選挙が近づく中、各ジャーナリズム組織は…
新聞の転回点だった2014年 ―朝日と読売― Ⅰ
2014年は既に、日本の新聞にとっての大きな転回点になったと考えている。象徴的なのが11月13日の朝日新聞朝刊だ。一面トップは、『来月総選挙へ 消費増税先送り検討』。二番手には、『本社「吉田調書」…
STAP細胞をめぐる誤報問題から、科学報道のあり方を考える ~慶應義塾大学綱町三田会ミニゼミから~
2014年度3回目の綱町三田会ミニゼミが、10月1日、慶應義塾大三田キャンパスで開かれた。今年の上半期に世間を騒がせたSTAP細胞をめぐる報道から、科学報道のあり方について議論したいという学生の声に応え、今回のテーマが設…
世界公共放送研究者会議から~メディアの公共性あるいは公共性メディア~
英語にはPublic Service Media(PSM)なる言葉がある。10年ほど前からヨーロッパでは、PSMがメディアやコミュニケーション研究者や事業者のあいだで定着し始めた。それに対してPSMは日本では馴染みが薄い…