第二次安倍政権がスタートしてから2年と8ヶ月余り。今年はかってないほどの猛暑に見舞われた。そしてその最中8月15日、日本は70回目の敗戦記念日を迎えた。お盆の時期と重なり今回の大戦で犠牲となった民間人、軍人およそ350万…
「御巣鷹30年」ボ社は修理ミスを犯した理由を明らかにすべきだ
30周年を迎えただけあって8月12日前後のテレビや新聞の報道は例年になく多かった。日航ジャンボ機墜落事故のことだ。この「メッセージ@pen」でも「教訓を忘れるな」というタイトルで5月号と8月号に取り上げた。 その2回の原…
<シネマ・エッセー> ベル&セバスチャン
アメリカのテレビドラマ・シリーズで一世を風靡した「名犬ラッシー」は、日本では1957年から10年近く放映された愛犬物語だった。この映画も、フランスで評判を取ったテレビドラマの映画化で、アルプスの寒村に住む孤児セバスチャン…
TVへの繰り言 ~NHK放送文化研究所の調査から~
テレビ視聴の「短時間化」が進んでいることが、NHK放送文化研究所の調査で分かった。インターネットの普及などメディア環境の変化によるようだが、テレビ側にも要因の一端はあるのではないか。まじめな視聴者ではない、老年の繰り言か…
“強制”にこだわる韓国対日外交 〜「明治日本の産業革命遺産」をめぐって~
7月5日、「明治日本の産業革命遺産」がユネスコの世界文化遺産に登録されることが決まった。これに関連して日本代表は声明で「意思に反して連れて来られ、厳しい環境の下で働かされた多くの朝鮮半島出身者らがいた」(against…
今も続くドイツの謝罪、補償―日独で異なる戦後処理
戦後70年、日本と同じ敗戦国ドイツは、今や欧州連合(EU)の優等生といわれる。その背景には経済力や技術力だけでなく、今でも政府首脳が、ナチス軍が殺害事件を起こした周辺諸国の村を回り謝罪、今年5月には長年続けられた旧ソ連軍…
「御巣鷹から30年」あの墜落事故の教訓を忘れるな
1985(昭和60)年8月12日、日本航空のジャンボ機(B747)が群馬県上野村の御巣鷹の尾根に墜落した。機体は大破し、乗客乗員520人の命が奪われた。助かったのは女性4人だけ。世界の航空史上、最悪の惨事となった。 こ…
<シネマ・エッセー> 夏をゆく人々
ジェルソミーナと言えば、フェデリコ・フェリーニの名作「道」(1954年)を思い出す。道化の格好でトランペットを吹く旅芸人の少女(ジュリエッタ・マシーナ)と、悲しげな曲が耳に残っている。昨年のカンヌ国際映画祭でグランプリを…
「安保法制」をめぐる報道から、新聞のあり方を考える ~慶應義塾大学綱町三田会ミニゼミから~
2015年度2回目の綱町三田会ミニゼミが7月1日、慶應義塾大学三田キャンパスで開かれた。今回のテーマは「安保法制」。今なお国会で激しい論争が繰り広げられている安全保障関連法案をめぐる報道から、新聞による報道のあり方につ…
「追悼」鶴木眞さん逝く
東京大学名誉教授で、東大に移る前は慶應義塾大学法学部教授だった鶴木眞さんが、 7月15日未明、入院先の東京・有明の癌センターで亡くなった。72才だった。 通夜と葬儀・告別式は7月20日と21日、東京新宿区の正覚寺・四谷た…