当選した もう3月、春ですね。日差しも暖かくなってきました。うれしいですね。お変わりありませんか。さて2月22日の日曜日、僕はランナー憧れの東京マラソンを走ってきました。今シーズン2回目のマラソン・レポートです。 東京マ…
<シネマエッセー>パリよ、永遠に
半世紀をへだてて制作された、同じテーマの映画を見た。第2次大戦末期、ドイツ占領下のパリ解放をとり上げた独仏合作『パリよ、永遠に』(2014年制作・原名Diplomatie )と、仏米合作『 パリは燃えているか?』(196…
<シネマ・エッセー> 皆殺しのバラッド
メキシコと言えば、トランペットが陽気に鳴り響くマリアッチの演奏を思い浮かべる。しかし、この映画で流れるのは、あの底抜けに陽気なメキシコ音楽ではなく、バイオレントで刺激的な「ナルコ・コリード」のリズムである。『片手にマシン…
イスラム大国インドネシアのISIS報道
呼称は厄介である。2014年からイラクとシリアをまたいで勢力を伸ばしている組織にISISがある。インドネシアでは一般にISISなる呼称が流通しているが、メディアではNegara Islam Irak dan Suriah…
「人はどこまで長生きしていいのか」 生命倫理研究者を取材した
いつまでも健康で長生きしていたい。古くからの人類の欲望だ。いま科学技術の急速な進歩がこの不可能な願いをかなえつつある。近い将来、iPS細胞(人工多能性幹細胞)やES細胞(胚性幹細胞)などを使った再生医療によって壊れた体の…
民主党はもっと戦う姿勢を~英国労働党の復権までを学べ~
英国の歴史学者で政治家、ジョン・アクトンは「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対に腐敗する」と、名言を吐いている。議会制民主主義ではメディアの批判力とともに野党のチェック機能が重要であることをいったものであろう。 今の政治状…
冷めた目でみる東京オリンピックと観光産業
2014年9月8日、2020年の夏季オリンピック・パラリンピック開催地が東京に決定いたしました。その瞬間は本当に大きな喜びに包まれましたし、各産業ともこれから商売の起爆剤になると大歓迎!といったコメントが相次ぎました。 …
「イスラム国」出現の背景にある思潮
安倍首相の中東訪問外交への強烈な異議が、「イスラム国」によって日本人人質の殺害予告という形で表明された。「イスラム国」の実態とは如何なるものであるのか?現在、多くのメディアで、「専門家」と称する人たちがご高説を開陳して…
風刺画銃撃テロ 表現の自由をどう考える
表現の自由…。これについてこれほど考えさせられたことはない。イスラム教の予言者ムハンマドを扱った風刺画を掲載したフランス週刊紙シャルリー・エブドのパリ本社が、襲撃されたテロ事件である。 1月7日に事件が起きると、日本…
格差論争の本格化-ピケティ記者会見から-
フランスの経済学者トーマス・ピケティさんが昨日(1月31日)東京・千代田区の日本記者クラブで会見した。土曜日の午前10時半という記者会見としては異例の時間だったが、会場には凡そ300人というプレス関係者らが詰めかけ、ク…