■人の命を救うのが、救急隊の使命のはず 朝から寒気が日本列島を覆い、夜には北風が吹き出した。気温は零度近くなっていた。この寒さで高齢の男性が持病を悪化させ、風呂場で倒れて意識を失った。救急車が駆け付け、救急隊員が心臓マッ…
ハンセン病問題の残された課題
ハンセン病元患者の家族に補償金を払うための新法「ハンセン病元患者家族に対する補償金の支給等に関する法律」が、11月15日の参議院本会議において全会一致で可決・成立した。7月9日、ハンセン病の元患者家族が受けた差別被害をめ…
続・メディアはハンセン病をどう伝えたか
2019年9月1日の本電子版ジャーナル誌「メッセージ@pen」では、「メディアはハンセン病をどう伝えたか」と題して、敗戦後から現在までのハンセン病に関する報道を概観し、メディアの責任とこれからの役割について論じた(htt…
気功や手かざしは効くの?―「補完代替医療」を考えた―
■透視・霊視能力者、宜保愛子さんを取材したことがあった いまから26年前に宜保(ぎぼ)愛子さんを取材したことがあった。透視・霊視能力が評判となって日本中に心霊ブームを巻き起こしたあの女性だ。 宜保さんは1932(昭和…
メディアはハンセン病をどう伝えたか
2019年7月9日、ハンセン病の元患者家族が受けた差別被害をめぐり国に損害賠償を命じた熊本地裁判決について、政府が控訴しない方針を決めた。安倍総理は総理大臣官邸で会見を行い、次のように述べた、「今回の判決内容については…
「エボラウイルス輸入」 五輪便乗は本来の危機管理から外れてないか
■コンゴの流行にWHOの「緊急事態」宣言 WHO(世界保健機関)が7月18日、アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)でのエボラ出血熱のアウトブレイク(地域的流行)に対し、「国際的な公衆衛生上の緊急事態」を宣言した…
続・透析中止問題「福生病院」は心のケアを行っていたのか
■鍵を握る「サイコネフロロジー」 前回4月号では人工透析を中止して患者を死に至らしめた公立福生病院(東京都福生市)を追及したが、今回はその続報である。 4月号の後半でこう指摘した。 「透析治療は精神的にも肉体的にも負担…
「透析中止」福生病院の判断に間違いはなかったのか
□救急現場で患者を取材した 東京都三鷹市にある杏林大学医学部付属病院の高度救命救急センターを取材したことがある。産経新聞の社会部記者として厚生省(当時)の記者クラブに在籍していたころだから、いまから20年以上前になる。…
「三浦さん登頂断念」主治医の勇気ある決断を讃えたい
■ゴジラの背中が懐かしい もう一年以上も山に登っていない。最後の本格的登山が1昨年9月の北アルプスの剱岳だった。ゴジラの背中のようにゴツゴツしたあの山だ。新田次郎の小説『点の記』の舞台にもなった。 その北アルプスの山…
「病腎移植」をどう考えればいいのか
▶日本初の臓器売買事件で発覚 その是非が大きく問われた「病腎移植」が今年7月、公的医療保険の使える先進医療として正式に認可された。 腎がんや尿にタンパクが漏れ出るネフローゼ症候群などの病人の腎臓を摘出し、別の患者に移…