3月4日、2014年度最後のミニゼミが慶應義塾大学三田キャンパスで開かれた。今回のテーマは「表現の自由」、ジャーナリズムに携わる者にとっては永遠の課題だが、特に1月7日に発生したフランス紙襲撃テロ事件をきっかけに、日本で…
風刺画銃撃テロ 表現の自由をどう考える
表現の自由…。これについてこれほど考えさせられたことはない。イスラム教の予言者ムハンマドを扱った風刺画を掲載したフランス週刊紙シャルリー・エブドのパリ本社が、襲撃されたテロ事件である。 1月7日に事件が起きると、日本…
情報収集の基本はやはり新聞
社会心理学に「確証バイアス」という考え方がある。毎日新聞の「余録」から引くと、「自分の願望や信念を裏付ける情報ばかり選んで重視し、それに反する不都合な情報は軽視したり排除したりしがちになる」心の現象を言う(14年8月2…
新聞の転回点だった2014年 ―朝日と読売― Ⅱ
朝日新聞による従軍慰安婦報道を検証する第三者委員会の報告書が、先月(12月)22日に公表された。虚偽だった「吉田証言」の誤報を放置したうえ、2014年の8月に過去の記事を取り消した際に謝罪をしなかったことに対して、「読…
STAP問題、報道も検証されるべきだ
STAP論文について調べた理化学研究所の調査委員会(委員長=桂勲・国立遺伝学研究所長)が、STAP細胞は胚性幹細胞(ES細胞)が混入したと「ほぼ断定できる」との見方を示し、調査を終了した。発表から11カ月、「リケジョの快…
新聞社による世論調査は社論を補強するためのもの? ~慶應義塾大学綱町三田会ミニゼミから~
2014年度4回目の綱町三田会ミニゼミが、12月3日、慶應義塾大学三田キャンパスで開かれた。テーマとして設けられたのは、「世論調査と客観報道」である。2014年12月14日の衆議院選挙が近づく中、各ジャーナリズム組織は…
新聞の転回点だった2014年 ―朝日と読売― Ⅰ
2014年は既に、日本の新聞にとっての大きな転回点になったと考えている。象徴的なのが11月13日の朝日新聞朝刊だ。一面トップは、『来月総選挙へ 消費増税先送り検討』。二番手には、『本社「吉田調書」…
STAP細胞をめぐる誤報問題から、科学報道のあり方を考える ~慶應義塾大学綱町三田会ミニゼミから~
2014年度3回目の綱町三田会ミニゼミが、10月1日、慶應義塾大三田キャンパスで開かれた。今年の上半期に世間を騒がせたSTAP細胞をめぐる報道から、科学報道のあり方について議論したいという学生の声に応え、今回のテーマが設…
世界公共放送研究者会議から~メディアの公共性あるいは公共性メディア~
英語にはPublic Service Media(PSM)なる言葉がある。10年ほど前からヨーロッパでは、PSMがメディアやコミュニケーション研究者や事業者のあいだで定着し始めた。それに対してPSMは日本では馴染みが薄い…