■「NPO仲介の移植に臓器売買の疑い」と読売がスクープする 読売新聞が先月1カ月間、臓器売買の問題を集中的に報じていた。8月7日付朝刊1面のトップで「東京都内のNPO法人が仲介した海外での生体腎移植手術で、売買された臓…
シリーズ コロナ禍での米国オンライン留学 第2回 ビジネス・スクールならではの履修制度で最初の洗礼
<初めて経験する「入札」による履修> アメリカのビジネス・スクールでは新学期が秋に始まる。その秋学期が2020年9月21日に始まる一カ月以上も前の話になるが、8月に緊張する体験が待っていた。「入札」による授業の履修登録…
シリーズ コロナ禍の米国オンライン留学で何が起こったか? 第1回 爆発的感染拡大でオンライン留学となるまで
<憧れのアメリカ留学とコロナの拡大> その頃、私の心は希望に溢れていた。長年憧れていたアメリカの大学院に短期間とはいえようやく留学できる。大学を卒業して以来30年近く記者生活に追われているうちに、留学して何を勉強するのか…
日韓関係の改善に一歩踏み出したが・・・
1) パク外相が初来日 韓国のパク・チン外相が就任して初めて日本を訪れた。7月18日から3日間滞在し、まず林外相と会談した。日韓2か国の外相会談はおよそ3年ぶりだ。パク外相は翌日、岸田首相…
「サル痘の異例の感染拡大」原因は変異か、それとも人間側の問題か
■WHOは事態を憂慮し、今後もPHEICを検討する アフリカで流行していた「サル痘(モンキー・ポックス)」が、これまで感染のなかった欧米で急速に広がっている。異例の事態である。このほど、WHO(世界保健機関)は緊急委員会…
日韓関係と普遍的価値観
1)軋む国際秩序と普遍的価値観 ロシアがウクライナに侵攻し、4か月が過ぎた。ロシアはウクライナの市民も巻き込む戦闘を続け、核兵器の使用もちらつかせている。また、東部での攻勢を強め、南部では占拠・支配の既成事実化…
「国際卓越研究大学法」は世界トップレベルの大学づくりにつながるのか
イノベーション(技術や社会の革新)の駆動力となる世界トップレベルの大学づくりを目指す「国際卓越研究大学法」が5月18日、参院本会議で与党などの賛成多数により可決され成立した。 政府が拠出する10兆円規模の大学ファンド(…
「コロナと北朝鮮」経済制裁を強化してでも医療支援を受け入れさせるべきだ
■人口の7・6%が感染して発熱した 北朝鮮が初めて新型コロナウイルスの感染を公表した。5月12日、国営メディアの朝鮮中央通信が「平壌(ピョンヤン)で発熱者から採取された検体から変異ウイルスのオミクロン株が検出された。国内…
米大統領の日韓歴訪とユン外交
◆米韓首脳会談とユン外交 バイデン大統領が日本と韓国を訪問した。5月20日から5日間の滞在中、多様な会談と行事が相次いだ。ソウルでは、就任して間もないユン・ソンニョル大統領との米韓首脳会談が行われた。東京では、日韓首脳会…
ユン次期大統領と冷却した日韓関係
1)日韓関係がやっと動き出す 冷却したままの日韓関係は、修復に向かって動き出すのだろうか。5月10日に就任するユン・ソギョル次期大統領が「政策協議代表団」を日本に派遣した。その目的は、ユン政権における北朝鮮政策や日韓関…