■「2期10年の任期」と「68歳定年の慣例」を破る 5年に1度の中国共産党大会(第20回大会、10月16日~22日)が北京の人民大会堂で開かれ、閉幕直後の23日には最高指導部の人事で3期目の習近平(シー・チンピン)政権が…
シリーズ コロナ禍での米国オンライン留学 第4回~クラスメイト達~
<オンラインでチームメイトがつくれるのか?>「授業はすべて、チームを組まなくてよいものを選んだ」 アメリカでの交換留学から年末に帰国したばかりの先輩が、その翌年(2020年)の秋から渡航予定だった私達に向かって、こう言い…
シリーズ コロナ禍での米国オンライン留学 第3回
「授業での日本人留学生の静けさに愕然とする」 <密かなミッション> 今回の交換留学で、私の心の中には密かに抱くミッションがあった。自分がどれだけ現地の学生との議論に飛び込んでいけるかを試すことだ。 私には苦い経験があ…
世界的ドナー不足が「臓器売買」を加速させる
■「NPO仲介の移植に臓器売買の疑い」と読売がスクープする 読売新聞が先月1カ月間、臓器売買の問題を集中的に報じていた。8月7日付朝刊1面のトップで「東京都内のNPO法人が仲介した海外での生体腎移植手術で、売買された臓…
シリーズ コロナ禍での米国オンライン留学 第2回 ビジネス・スクールならではの履修制度で最初の洗礼
<初めて経験する「入札」による履修> アメリカのビジネス・スクールでは新学期が秋に始まる。その秋学期が2020年9月21日に始まる一カ月以上も前の話になるが、8月に緊張する体験が待っていた。「入札」による授業の履修登録…
シリーズ コロナ禍の米国オンライン留学で何が起こったか? 第1回 爆発的感染拡大でオンライン留学となるまで
<憧れのアメリカ留学とコロナの拡大> その頃、私の心は希望に溢れていた。長年憧れていたアメリカの大学院に短期間とはいえようやく留学できる。大学を卒業して以来30年近く記者生活に追われているうちに、留学して何を勉強するのか…
日韓関係の改善に一歩踏み出したが・・・
1) パク外相が初来日 韓国のパク・チン外相が就任して初めて日本を訪れた。7月18日から3日間滞在し、まず林外相と会談した。日韓2か国の外相会談はおよそ3年ぶりだ。パク外相は翌日、岸田首相…
「サル痘の異例の感染拡大」原因は変異か、それとも人間側の問題か
■WHOは事態を憂慮し、今後もPHEICを検討する アフリカで流行していた「サル痘(モンキー・ポックス)」が、これまで感染のなかった欧米で急速に広がっている。異例の事態である。このほど、WHO(世界保健機関)は緊急委員会…
日韓関係と普遍的価値観
1)軋む国際秩序と普遍的価値観 ロシアがウクライナに侵攻し、4か月が過ぎた。ロシアはウクライナの市民も巻き込む戦闘を続け、核兵器の使用もちらつかせている。また、東部での攻勢を強め、南部では占拠・支配の既成事実化…
「国際卓越研究大学法」は世界トップレベルの大学づくりにつながるのか
イノベーション(技術や社会の革新)の駆動力となる世界トップレベルの大学づくりを目指す「国際卓越研究大学法」が5月18日、参院本会議で与党などの賛成多数により可決され成立した。 政府が拠出する10兆円規模の大学ファンド(…