中国政府が昨年11月に新型コロナウイルス感染症に関する規制を緩和し、コロナを徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策を12月に突然解除した後、感染拡大ペースが加速した。当局がコロナ感染状況の日次データの公表を中止したり、感染…
今年も中国・習近平政権から目を離せない
■20日間で2億4800万人もの感染者を出す ゼロコロナ政策の大幅な緩和に踏み切った中国でオーバーシュート(感染爆発)が起き、感染者の急拡大が続いている。今年1月8日には中国人の海外旅行が解禁され、1月下旬には民族大移…
シリーズ コロナ禍での米国オンライン留学 最終回 東京にいながらシカゴから学んだこと、得られなかったこと
<学びのために、距離は重要ではなくなった> おおよそ3カ月ほどの短期間だったが、こうして私のオンライン留学は終わりを迎えた。大きな学びを得たと同時に、もの足りなさもあった。ではこの経験を通して何を学んで、何を学べなかっ…
防衛3文書有識者会議〜大手メディア代表は問題提起したか〜
”戦争が廊下の奥に立っていた”(渡辺白泉。1939年・京大俳句掲載) 今年(2022年)9月末。読売新聞の首脳から財務省幹部に電話が入った。「防衛3文書改訂にあたり岸田政権が立ち上げた有識者会議に参加をという要請があっ…
シリーズ コロナ禍での米国オンライン留学 第5回~アメリカで何が起きていたのか~
<揺れるシカゴの街> 「警告:本日すべての授業はリモートに移行します」 日本から太平洋を渡った先にあるアメリカ。その中西部に位置する大都市シカゴ。今回は残念ながら新型コロナ感染症の拡大により、オンラインでの交換留学になっ…
国民に広がる円への不信
今年(2022年)7月のある日の事。「私は仕事柄、海外勤務があったり、帰国してからも外国出張を繰り返す生活だった。それもあって金融資産は半分が米ドル、そして残りが日本円だった。今回の様な異常なドル高(円安)では、何か法…
ジャーナリズムは中国・習近平政権をもっと強く批判すべきだ
■「2期10年の任期」と「68歳定年の慣例」を破る 5年に1度の中国共産党大会(第20回大会、10月16日~22日)が北京の人民大会堂で開かれ、閉幕直後の23日には最高指導部の人事で3期目の習近平(シー・チンピン)政権が…
シリーズ コロナ禍での米国オンライン留学 第4回~クラスメイト達~
<オンラインでチームメイトがつくれるのか?>「授業はすべて、チームを組まなくてよいものを選んだ」 アメリカでの交換留学から年末に帰国したばかりの先輩が、その翌年(2020年)の秋から渡航予定だった私達に向かって、こう言い…
シリーズ コロナ禍での米国オンライン留学 第3回
「授業での日本人留学生の静けさに愕然とする」 <密かなミッション> 今回の交換留学で、私の心の中には密かに抱くミッションがあった。自分がどれだけ現地の学生との議論に飛び込んでいけるかを試すことだ。 私には苦い経験があ…
世界的ドナー不足が「臓器売買」を加速させる
■「NPO仲介の移植に臓器売買の疑い」と読売がスクープする 読売新聞が先月1カ月間、臓器売買の問題を集中的に報じていた。8月7日付朝刊1面のトップで「東京都内のNPO法人が仲介した海外での生体腎移植手術で、売買された臓…