「地震予知は可能か不可能か」このようなタイトルを掲げたテレビ番組が最近よく放送されている。しかし、このタイトルはもはや時代遅れである。地震予知は既に行われており、今は地震が予報されたときに如何なる対応をとるかを検討すべき…
STAP問題、報道も検証されるべきだ
STAP論文について調べた理化学研究所の調査委員会(委員長=桂勲・国立遺伝学研究所長)が、STAP細胞は胚性幹細胞(ES細胞)が混入したと「ほぼ断定できる」との見方を示し、調査を終了した。発表から11カ月、「リケジョの快…
原発は重要なベース電源 ~政権交代と新エネルギー政策~
「この会合は非常に偏った関係者の会合と思う。公聴会を開いて広く意見を聞くべきだ」 「偏ったという発言は会長として我慢ならない、訂正してほしい!」 これは11月末に開かれた経済産業省の諮問機関「総合エネルギー調査会基本政…
水俣条約をきっかけに公害について考えよう
水銀による健康被害の防止を目指す「水銀に関する水俣条約」が10月10日、熊本市で開かれた国連環境計画(UNEP)の外交会議で採択された。条約は批准国が50カ国になった時点から90日後に発効する。「水俣条約」という名称は…
中国の鳥インフルエンザ感染…。情報隠しなどもっての外だ
また鳥インフルエンザの被害である。中国で「H7N9」と呼ばれる新種の鳥インフルエンザウイルスが人に感染し、それが広がっている。当初は東部の上海やその周辺だったのが、北部の北京にまで飛び火した。感染して亡くなる人の数も増…
マダニ感染…正しく怖がるのは難しい
「正しく怖がることは難しい」。こう語ったのは物理学者の寺田寅彦だったが、マダニに刺されて感染する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の騒動で、あらためてこの言葉の重みを感じた。 SFTSは4年前に中国で初めて発生し、中…
B787にハイテクの死角を見た
最初は新型機によくある初期故障だろうと軽く考えていたが、その考えを捨てざるを得なくなった。取材を進めていくうちにこの機体の設計思想をも変更せざるを得ない深刻な事態であることが分かってきたからだ。 1月16日朝、全日空機…