■「NPO仲介の移植に臓器売買の疑い」と読売がスクープする 読売新聞が先月1カ月間、臓器売買の問題を集中的に報じていた。8月7日付朝刊1面のトップで「東京都内のNPO法人が仲介した海外での生体腎移植手術で、売買された臓…
シリーズ コロナ禍での米国オンライン留学 第2回 ビジネス・スクールならではの履修制度で最初の洗礼
<初めて経験する「入札」による履修> アメリカのビジネス・スクールでは新学期が秋に始まる。その秋学期が2020年9月21日に始まる一カ月以上も前の話になるが、8月に緊張する体験が待っていた。「入札」による授業の履修登録…
シリーズ コロナ禍の米国オンライン留学で何が起こったか? 第1回 爆発的感染拡大でオンライン留学となるまで
<憧れのアメリカ留学とコロナの拡大> その頃、私の心は希望に溢れていた。長年憧れていたアメリカの大学院に短期間とはいえようやく留学できる。大学を卒業して以来30年近く記者生活に追われているうちに、留学して何を勉強するのか…
“アベクロノミクス”の終焉
“アベクロノミクス”とはアベノミクスとクロダノミクスを合成した造語である。アベノミクスの元祖、安倍晋三元首相は既に亡くなり、クロダノミクスのリーダー、黒田東彦日銀総裁は来年の4月が任期。続投はまずない。 …
「感染急増の第七波」事態の悪化招く過剰反応を断ち切れ
■検査キットを活用して自主検査しよう 新型コロナの第7波で、全国の1日当たりの新規感染者の数が20万人を超えて第6波のピーク時の2倍に膨れ上がり、その後も過去最多を更新している。だが、重症者はそんなには増えていない。こ…
日韓関係の改善に一歩踏み出したが・・・
1) パク外相が初来日 韓国のパク・チン外相が就任して初めて日本を訪れた。7月18日から3日間滞在し、まず林外相と会談した。日韓2か国の外相会談はおよそ3年ぶりだ。パク外相は翌日、岸田首相…
エッセイ GUCCI(グッチ)でランチを食べてみた
■コロナ禍で飲食店の倒産相次ぐ 新型コロナの感染拡大は、日本経済に深刻な影響を与えています。なかでも飲食業の被害は甚大で、多くの店が来店客の減少と売り上げの落ち込みに苦しんでいます。倒産も相次ぎ、今年の6月には、横浜中…
戦争記憶を未来へ紡ぐ「毎日戦中写真」共同研究
毎日新聞社は5月、大阪本社に保管されている戦時期に特派員が撮影した写真ネガを、デジタルアーカイブ化する計画を発表した。終戦80年の2025年完成を目指している。プロジェクトの特徴は、渡邉英徳・東京大学教授、貴志俊彦・京…
日韓関係と普遍的価値観
1)軋む国際秩序と普遍的価値観 ロシアがウクライナに侵攻し、4か月が過ぎた。ロシアはウクライナの市民も巻き込む戦闘を続け、核兵器の使用もちらつかせている。また、東部での攻勢を強め、南部では占拠・支配の既成事実化…
「国際卓越研究大学法」は世界トップレベルの大学づくりにつながるのか
イノベーション(技術や社会の革新)の駆動力となる世界トップレベルの大学づくりを目指す「国際卓越研究大学法」が5月18日、参院本会議で与党などの賛成多数により可決され成立した。 政府が拠出する10兆円規模の大学ファンド(…