大阪のG20サミットが終わった。採択された大阪宣言は、価値観の違う各国が一致点を見いだした結果ともいえよう。焦点の貿易分野では、「保護主義と闘う」との文言は明記できなかったが、自由、公正、無差別という自由貿易の原則を確…
香港の怒りが中国を追い詰めるか
■自由を守るには抗議運動が欠かせない 溜まったマグマが噴き出すように、香港で市民の怒りが爆発した。逃亡犯条例の改正案に抗議した大規模なデモだった。 改正案は中国本土への犯罪容疑者の引き渡しを認めている。成立すれば、中…
「飛翔体」と呼んで金正恩政権を腫れもの扱いするな
■「完全な非核化」を譲るな 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、国際社会にとって嫌な腫れものである。だからと言って腫れものに触るような扱いは、慎むべきだ。 国営の朝鮮中央通信によると、日本で日米首脳…
ミニゼミ報告 国がつく嘘と報道-2つの映画を観て-
2019年5月15日、「イラク戦争と報道」というテーマのもと、2019年度第1回ミニゼミが、慶應義塾大学三田キャンパスで開かれた。2000年代初頭のアメリカ政治の混乱を描いた映画2作品、「バイス」と「記者たち」の内容を…
国がつく嘘を暴く~二つの映画を観て~
国は嘘をつきジャーナリズムは、それを暴くというのは報道の永遠の課題だ。 だが、二つのドキュメンタリータッチのアメリカ映画「バイス」と「記者たち」はそれが決して簡単ではない事を明確に、そして面白い物語として見せてくれる。…
まるで中国!~統計不正の構造~
「最近中国に行き、こうして無事に帰ってきました」とおどけた調子で巧みに日本語を操る。「でも、中国批判はこの辺で止めておきます」と警戒心も見せた。中国出身だが、日本で活躍する中国人エコノミスト 柯隆 氏(東京財団政策研究…
韓国・KBSの730日 どん底の日韓関係と国際法新時代
2月27日と28日、2回目となる米朝首脳会談がベトナム・ハノイで開かれた。最大の焦点は、北朝鮮の非核化が段階的ながらもどこまで具体化するかであった。北朝鮮は、ニョンビョンの核施設を破棄して査察を受け入れる姿勢を示し、経…
改めて小選挙区制を考えた ~NHK番組 「 “劇薬”が日本を変えた」をみて~
NHKが昨年12月末に放送した小選挙区導入番組“劇薬”が日本を変えた秘録」は、30年を経った今でも、評価が分かれている小選挙区制の状況を、浮き彫りにしようという試みで、興味深かった。 番組を見て改めて分かったことは当…
KBS・730日の日々 ~他国の教科書を批判するなら~
昨年の秋以降、日韓関係は深刻な事態が続く。正式な自衛隊旗である旭日旗の掲揚を認めなかった国際観艦式、韓国国会議員による竹島(韓国では独島)訪問、日本企業に対する徴用工の賠償請求権を認めた大法院判決、日韓合意に基づく慰安…
KBS・730日の日々 ~「徴用工」判決に日韓の根っこが軋む~
11月13日、成田発インチョン行きの飛行機は、30分遅れの出発となった。離陸してまもなく、シートベルト着用サインが再び点灯。ひどい揺れと軋みに、悪化する一方の日韓関係が重なった。韓国では、10月以降、チェジュ島の国際観…