飲食店での豚の生レバーの提供が、6月12日から禁止された。この日、テレビのニュース番組は「今日から提供禁止」と放映し、最後の豚のレバ刺しを食べようとする客でにぎわう前夜の居酒屋の様子も流していた。 居酒屋が普段の倍の…
特定機能病院の取り消し どこか「たが」が緩んでいませんか
医療安全に問題があるとして厚生労働省は群馬大病院と東京女子医大病院の「特定機能病院」の承認を6月1日にも取り消す。特定機能病院は高度な医療を安全に提供できると厚労省から〝お墨付き〟を与えられた施設で、全国に86病院ある…
群馬大病院の不祥事 他の病院でも起こり得る
北関東の拠点病院として知られる群馬大病院で、同じ医師による肝臓の腹腔鏡手術を受けた患者8人が次々と亡くなり、今年3月3日に病院側が全てのケースで医療ミスを認める最終の調査報告書を公表した。 手術前に必要な安全性と有効…
「人はどこまで長生きしていいのか」 生命倫理研究者を取材した
いつまでも健康で長生きしていたい。古くからの人類の欲望だ。いま科学技術の急速な進歩がこの不可能な願いをかなえつつある。近い将来、iPS細胞(人工多能性幹細胞)やES細胞(胚性幹細胞)などを使った再生医療によって壊れた体の…
「どう生まれてどう死ぬか」 これが今年最大の医療テーマだ
医療技術の進歩によって出産や死の形が大きく変わってきている。しかし社会がそれに追いついていけない。不妊治療の「生殖補助医療」と、延命治療を求めない「尊厳死」の問題である。人間はどう生まれ、どう死んでいくのがいいのか。生…
「何が医療従事者をエボラ出血熱に挑ませるのか」 エボラ専門医を取材した
昨年末から西アフリカ(リベリア、ギニア、シエラレオネなど)を中心に感染が広がったエボラ出血熱。WHO(世界保健機関)によると、その感染者は1万5000人を超え、うち死者は5000人以上にも達してい…
移植医療への関心高め、ドナーを増やしたい
臓器移植のドナー(臓器提供者)が減っている。その原因を探り、ドナーを増やす方法を検討するシンポジウムが9月11日、東京・西新宿の京王プラザホテルで開かれた=写真①。このシンポジウムを振り返りながら移植医療についてあらため…
「エボラの大流行」 感染症とどう付き合えばいいのか
エボラ出血熱のアウトブレイク(流行)には驚かされた。そのうちに収まるだろうと思っていたらさにあらず。わずか半年余りで西アフリカの国々に次々と広がり、1000人を超す死者を出したからである。その後も流行は続いている。 …
「DNA父子関係訴訟」 100年前の民法を改正するときだ
鑑定によって血のつながりがないことが明らかになった場合、法律上の父子関係を取り消せるのか。最高裁が初めて出した答えは「ノー」だった。父子関係の取り消しを認めた1、2審に対し、最高裁が正反対の判断を下した。その根拠になっ…
尊厳死法制化―高齢者終末期への理解を
はじめに 日本の高齢者人口がピーク(3500万人)になる2025年は、認知症高齢者が470万人を超え(人口の7人に1人)、ひとり暮らし老人が680万世帯(高齢者世帯の3分の1)に達する年でもある。そして、年間死亡者は16…