経済 articles

“円暴落”という悪夢

“円暴落”という悪夢

 先月(2024年4月)の中旬、東京・霞ヶ関でとある金融関係者の集まりがあった。そこには、元財務省財務官と元日銀総裁の姿もあった。話題は、その頃急速に進む円安・ドル高問題だった。「これは、安倍晋三元首相が進めた異次元金融

 ”伝説の商社マン“J.W.チャイ元伊藤忠商事副社長が遺したメッセージ~経営者は10倍勉強、そしてトップダウンで決めよ~ 

 2023年も暮れの12月13日、紀尾井町にあるトヨタ自動車のゲストハウスに招待されました。トヨタ自動車の小林耕士取締役番頭(前副社長)が主催する「チャイさんを偲ぶ会」です。他に作家でチャイさんと親交の深かった佐藤正明氏

自民党史から分析した岸田政権

 岸田文雄政権の支持率が下がる一方、物価はとめどもなく上がり続け、歯止めがかからない。1ヵ月に3人の閣僚が辞任した。旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との不可解な癒着も根深い。自民党の保守精神のバックボーンにあった公平と

国民に広がる円への不信

 今年(2022年)7月のある日の事。「私は仕事柄、海外勤務があったり、帰国してからも外国出張を繰り返す生活だった。それもあって金融資産は半分が米ドル、そして残りが日本円だった。今回の様な異常なドル高(円安)では、何か法

“アベクロノミクス”の終焉

“アベクロノミクス”とはアベノミクスとクロダノミクスを合成した造語である。アベノミクスの元祖、安倍晋三元首相は既に亡くなり、クロダノミクスのリーダー、黒田東彦日銀総裁は来年の4月が任期。続投はまずない。    

シリーズ コロナ後5年の世界 アメリカのインフレは、今後世界のトレンドとなるか

アメリカのインフレは今後世界のトレンドとなるか?  アメリカの足元の消費者物価指数が10月も31年ぶりという5%の伸びを記録し、これがイギリス、EUにも波及していることからコロナ禍後に世界にインフレが定着するかどうかが議

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