<初めて経験する「入札」による履修> アメリカのビジネス・スクールでは新学期が秋に始まる。その秋学期が2020年9月21日に始まる一カ月以上も前の話になるが、8月に緊張する体験が待っていた。「入札」による授業の履修登録…
エッセイ GUCCI(グッチ)でランチを食べてみた
■コロナ禍で飲食店の倒産相次ぐ 新型コロナの感染拡大は、日本経済に深刻な影響を与えています。なかでも飲食業の被害は甚大で、多くの店が来店客の減少と売り上げの落ち込みに苦しんでいます。倒産も相次ぎ、今年の6月には、横浜中…
ミニゼミレポート「SNS社会での番組制作のあり方」
2021年7月7日、今年度2回目のミニゼミがオンラインで開催された。今回の議論のテーマは「SNS社会での番組制作」。昨年5月23日、恋愛リアリティ番組『テラスハウス2019-2020』に出演していた女性プロレスラーの木…
建築家 安藤忠雄氏が寄贈した「こども本の森 中之島」を訪ねる
新緑が映える大阪・中之島にある子ども向け図書施設「こども本の森 中之島」(大阪市北区)を訪ねた。子どもたちの「本離れ」を憂える建築家、安藤忠雄さん(79)が設計、建設して大阪市に寄贈した。同じようなコンセプトの施設が、…
新型コロナ禍の中「ペスト」(アルベール・カミュ著)を読む
「ペスト患者であることはひどく疲れることなんだ。しかし、ペスト患者になりたくないと望むことは、さらにもっと疲れることなんだ」 「絶望に慣れることは、絶望そのものより悪いのだ」 これはフランスのノーベル文学賞受賞者カミュ(…
「あいちトリエンナーレ」が映し出したもの —「情」の視点から考える
名古屋市を中心に8月1日から開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」が10月14日、閉幕した。展示の一部である「表現の不自由展・その後」(以下「不自由展」)がテロ予告や脅迫を受け開幕直後に展示中止となった。こ…
アムステルダム便り オランダでみたReiwa
慶應義塾大学から昨年8月より1年間、オランダ・アムステルダム大学へ交換留学で派遣されています。 オランダ人にとっては「当たり前」の国民文化に疑問を投げかけ、その背景を探っていきたいと思います。 * * * * * オ…
大阪でバレンタイン・コンサートを楽しむ
「バレンタインデー」は、筆者には遠い記憶のひとコマになっていたが、今年は違った。2月4日、いずみホール(大阪市中央区)で催された関西フィルハーモニー管弦楽団主催の「バレンタイン・コンサート」を堪能したうえ、チョコレートの…
近代日本と慶應スポーツ展を終えて(2)―改めて学生スポーツを考える―
昨年末に行われた「近代日本と慶應スポーツ」展の展示資料中で、私が個人的にもっとも宣伝したのが野球部監督前田祐吉のノートである。2期にわたって慶應野球部を率い、8度のリーグ優勝を果たした前田監督のノートには、スポーツの現状…