■警視庁がNPO法人の理事長を逮捕した 海外での臓器移植を仲介していたNPO法人の理事長が2月7日、臓器移植法違反容疑で警視庁に逮捕された。昨年9月のメッセージ@penで取り上げ、「臓器売買の疑いがある」と指摘したNP…
海図なきまま荒海に漕ぎ出す“日銀丸”
昨年(2022年)末の事。「財務省関係者に日銀総裁の後任は見当たらないようだ。副総裁も出すかどうか」と語るのは財務省次官経験者の1人。 黒田東彦現日銀総裁は、今年(2023年)4月8日に任期を終える。日銀総裁ポストは、…
今年も中国・習近平政権から目を離せない
■20日間で2億4800万人もの感染者を出す ゼロコロナ政策の大幅な緩和に踏み切った中国でオーバーシュート(感染爆発)が起き、感染者の急拡大が続いている。今年1月8日には中国人の海外旅行が解禁され、1月下旬には民族大移…
シリーズ コロナ禍での米国オンライン留学 最終回 東京にいながらシカゴから学んだこと、得られなかったこと
<学びのために、距離は重要ではなくなった> おおよそ3カ月ほどの短期間だったが、こうして私のオンライン留学は終わりを迎えた。大きな学びを得たと同時に、もの足りなさもあった。ではこの経験を通して何を学んで、何を学べなかっ…
防衛3文書有識者会議〜大手メディア代表は問題提起したか〜
”戦争が廊下の奥に立っていた”(渡辺白泉。1939年・京大俳句掲載) 今年(2022年)9月末。読売新聞の首脳から財務省幹部に電話が入った。「防衛3文書改訂にあたり岸田政権が立ち上げた有識者会議に参加をという要請があっ…
「リスキリング」の欺瞞性 「学び直し」を考える
社会人の「学び直し」が注目されている。このほど成立した2022年度第2次補正予算では、「構造的な賃上げ」実現を謳い753億円が「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業(仮称)」に振り向けられた。政策としての「学び直…
「新型コロナ」が共存するとき
■同時流行の兆しが見える黄色信号 新型コロナウイルスの新規感染者数が1日当たり10万人を超え、第8波の襲来が懸念されている。インフルエンザとの同時流行もその兆しが表れ、厚生労働省が警戒中だ。 同時流行について厚労省は南半…
卓越した経営者、稲盛和夫さんを悼む
京セラの創業者で、8月に90歳で亡くなった稲盛和夫さんのお別れの会が11月28日、京都・宝ヶ池の国立京都国際会館で行われた。私も参列して白いカーネーションを献花台に供えながら、取材で会った日々を思い起こしていた。会場の…
自民党史から分析した岸田政権
岸田文雄政権の支持率が下がる一方、物価はとめどもなく上がり続け、歯止めがかからない。1ヵ月に3人の閣僚が辞任した。旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との不可解な癒着も根深い。自民党の保守精神のバックボーンにあった公平と…
シリーズ コロナ禍での米国オンライン留学 第5回~アメリカで何が起きていたのか~
<揺れるシカゴの街> 「警告:本日すべての授業はリモートに移行します」 日本から太平洋を渡った先にあるアメリカ。その中西部に位置する大都市シカゴ。今回は残念ながら新型コロナ感染症の拡大により、オンラインでの交換留学になっ…