脅すわけではないが、新型インフルエンザ発生の危険性が高まっていると思う。中国で鳥から人に感染しやすい鳥インフルエンザが広まり、多数の死者が出ている。韓国では別の鳥インフルエンザが流行している。鳥インフルエンザウイルスが…
死に方を考えよう-延命治療は受けるべきか、否か
いかに治療をしようと、あとは死が訪れるのを待つだけという終末期の状態に陥ったとき、通常は延命治療が施される。この延命治療に対し「体が死のうとしているのに無理やり引き留めるのは良くない」という意見がある一方で、「一律に延…
エイズと献血 検査目的は許されない
昨年11月下旬、エイズウイルスに感染した献血者の血液が、日本赤十字社の検査をすり抜けて患者2人に輸血され、うち1人がエイズウイルスに感染していたことが大きな問題になった。このニュースを伝える新聞記事を読んでキーワードの…
水俣条約をきっかけに公害について考えよう
水銀による健康被害の防止を目指す「水銀に関する水俣条約」が10月10日、熊本市で開かれた国連環境計画(UNEP)の外交会議で採択された。条約は批准国が50カ国になった時点から90日後に発効する。「水俣条約」という名称は…
「臨床研究のデータ改竄」と「美白化粧品の被害」 背景に規制の甘さがある
高血圧治療薬の臨床研究データ改竄と、肌がまだらに白くなる美白化粧品の被害。この2つがここ最近、大きな医療問題になっている。片方は医薬品で、もう一方は化粧品とその対象は違うものの、問題の本質は同じだろう。どこがどう同じな…
生体移植の背後に横たわるドナー不足 この解決を忘れまい
ジャーナリストにはことあるごとに思い出し、記憶にとどめる努力を怠ってはならない取材対象があると思う。私にとってそのひとつが移植医療であり、その背後にでんと横たわる深刻な脳死ドナー(脳死下での臓器提供者)不足だ。 7月2…
医療事故調は患者中心でありたい
今回は10年前に都内の大学病院で行われた医療事故の記者会見の模様から話を始めよう。 2003年11月11日の午後3時過ぎ。講堂の壇上に白衣姿の院長と2人の副院長が現れ、最初に院長が「ご迷惑をおかけしたことをおわびします…
がん治療も不妊治療も日本に合ったものを目指せ
米国の女優、アンジェリーナ・ジョリーさんが乳房の切除手術を受けていたというニュースには驚いた。遺伝子にがんになる確率の高い変異があることが分かり、健康な2つの乳房から乳腺を摘出したという。彼女は5月14日付のニューヨー…
中国の鳥インフルエンザ感染…。情報隠しなどもっての外だ
また鳥インフルエンザの被害である。中国で「H7N9」と呼ばれる新種の鳥インフルエンザウイルスが人に感染し、それが広がっている。当初は東部の上海やその周辺だったのが、北部の北京にまで飛び火した。感染して亡くなる人の数も増…
マダニ感染…正しく怖がるのは難しい
「正しく怖がることは難しい」。こう語ったのは物理学者の寺田寅彦だったが、マダニに刺されて感染する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の騒動で、あらためてこの言葉の重みを感じた。 SFTSは4年前に中国で初めて発生し、中…