先月(9月)8日、東京・東銀座のビル最上階の会議室。慶應義塾大学特別招聘教授 白井さゆり氏とジャーナリスト、金融関係者など10数人のランチミーティングがあった。と言っても、夫々が近くのコンビニなどでサンドイッチやおにぎり…
大阪企業家ミュージアムの15年
「道修町」と書いた紙をかざしたスタッフが「何と読みますか?」。子どもたちに問いかける。「どうしゅうまち」といった答えに混じって、一人の男子生徒が「どしょうまち」と大きな声。スタッフは「正解です」と驚いて見せ、「大阪の道修…
<ジャーナリストをめざす若い人へ> 取材競争とは何のため? ~パナマ文書をめぐって~
先月(6月)9日、東京・港区内幸町の日本記者クラブでいつもは取材する側の2人の記者が多くのマスコミ関係者から質問を受けていた。会見したのは朝日新聞社特別報道部の奥山俊広、共同通信社特別報道室の澤康見の両氏。テーマは「パ…
「パナマ文書」この税の不公平さに私たち庶民はもっと怒るべきだ
これで税の最大の不公平さに風穴をあけられるかもしれない。中米パナマの法律事務所から流出した膨大な量の内部文書(「パナマ文書」)によって世界の権力者や資産家らが、タックスヘイブン(租税回避地)を利用して自国の課税を逃れて…
「爆買いの聖地」の地価上昇
大阪市中央区心斎橋筋2丁目8番5号――。大阪・ミナミの心斎橋筋商店街の、この一角がにわかに話題を集め出した。国土交通省が3月末に発表した公示地価(1月1日時点)で、商業地では心斎橋筋の「旧ヤマハ心斎橋」の上昇率が全国ト…
自著「21世紀の格差」を語る 最終回 ~米国への憧憬、そして財閥解体が残したもの?~
日本の戦後はアメリカへの憧れから生まれた 敗戦した日本を統治したGHQはA級戦犯の指名にとどまらず戦争協力者を公職から追放し、新憲法により女性の選挙権を初めて認める総選挙を実施した。女性議員39名を含み、80%が新人…
自著を語る「21世紀の格差」③ 同一労働同一賃金を徹底して非正規への差別をなくせ
アベノミクスの行き詰まりと「同一職(労働)同一賃金」 安倍首相は、施政演説の中に「同一労働同一賃金」という項目を取り上げ、成長と分配の好循環を目指すとした。「同一労働同一賃金」とは、アベノミクスを批判する野党が唱えていた…
自著を語る「21世紀の格差」2 若者を優遇しなければ一億総活躍社会は来ない
総裁選を終えた安倍首相が突如唱え始めた1億総活躍社会は、きわめて評判が悪い。たとえば、新3本の矢は、1)希望を生み出す強い経済、3)安心につながる社会保障の3つは、いずれも矢というよりも的ではないかというもので、安保後…
MRJ初飛行 日本の航空産業を活性化できるのか
国産初の小型ジェット旅客機「MRJ」が初飛行に成功した。国産旅客機の開発は、戦後初のプロペラ旅客機「YS11」以来、半世紀ぶり。それだけにMRJに大きな期待がかかる。 果たしてMRJの開発は、日本の航空産業を活性化さ…
自著を語る「21世紀の格差」~実はトマ・ピケテイ批判の書~
13日金曜日の夜に起こった惨事 死者128人を出したパリ同時テロは、IS(イスラム国)が仕掛けた戦争行為で、起こってはいけないことが起こってしまったのだ。だが、それは拙著『21世紀の格差-こうすれば日本は蘇る』の射程範囲…