2012年12月の安倍政権スタートから間もなく2年が過ぎようとしている。これまで順調に走ってきたようにも見える。株価は大幅に上昇し、円安も進んだ。そして、安倍首相の念願だった集団的自衛権の行使についても閣議決定まで持ち込…
東京都知事選挙から見えたこと
元首相のコンビが掲げた脱原発の旗が話題を呼んだ割には、あまり盛り上がらない都知事選挙だったが、その結果に目を凝らして見ると、いくつか考えさせられることがあった。そこで、元首相と同じく負け組に回った、宇都宮、田母神、家入…
政界再編どころではなくなった橋下大阪市長の足元
今年は「大坂冬の陣」から400年、来年は「夏の陣」から400年。おさらいすれば、徳川方と豊臣方が戦い、大阪城が落城して豊臣家が滅亡した歴史事件だ。人、モノ、カネが上方から江戸に流れていく契機になった。地元大阪は、この両…
狼がやってくる? -これから1年のアベノミクス-
昨年の5月23日、東京証券取引所で株価が暴落した。この日、一瞬ではあったが、過去の暴落にはなかったある恐怖が市場関係者の背筋を凍らせた。暴落の原因の一つが日本国債の金利急上昇(価格の急落=暴落)だったからだ。 日本国債…
1973年・第四次中東戦争体験記④
-他国に先駆けてイスラエル独立を承認したスターリン-
かつて「中東戦争」と言えば、「イスラエルvsアラブ」のパレスチナの帰属を大義名分とする4次の戦争を意味していた。第一次中東戦争は、1948年5月15日、パレスチナにおけるイギリスの「委任統治」が修了するのを待って、この…
メディアの決意がみられない〜特定秘密保護法への反対議論〜西山事件と取材源の秘匿
一枚の写真がある。70年安保闘争が過激な様相を帯びていた1969年ごろの陸上自衛隊の暴徒鎮圧訓練の模様を記録した写真である。当時「治安出動訓練は一切していない」と防衛庁(当時)は国会では否定していた。火炎瓶、ゲバ棒、手…
世界の潮流は「知る権利」の拡大 ― 透明性こそ民主主義の核だ
参院で審議が始まった特定秘密保護法案について、国際的に懸念が広がっている。というのは欧米ではどこも、個人のプライバシーは守りながら、「国の情報を知る権利」を拡大する方向にあるからだ。 特定秘密保護法案について、国連の人…
社説?社告?~消費増税と新聞の迷走~
9月11日の夜、東京・銀座の料理店の一室でとある定例の会合が開かれた。参加者は朝日、毎日、読売新聞の幹部、これに官僚ら合わせて6人だった。話題の中心は、アベノミクスから、自然に、その日の朝日新聞と読売新聞の消費増税を巡…
安倍首相、消費増税へのためらい~超長期・安定政権への目論み~
2012年秋、消費増税法案が成立した。しかし、当時の民主党政権の野田佳彦首相は、その結果として党の分裂を招いて立ち往生、解散総選挙に打って出たが惨敗した。民主党政権は、ほぼ3年で政党生命を含めて”消滅…
「リベラル」勢の存在意味
巨大与党の出現で政治の座標軸は右にシフトした。「決められる政治」の態勢は整ったが、そこで気掛かりになるのは、議会制民主主義で大事な政権や与党のチェック機能役を果たしてきた「中道左派」とか「リベラル」勢の後退である。リベ…