一般社団法人「日本移植会議」という団体があります。その2019年に設立された団体の代表理事は東京女子医大名誉教授の小柳仁先生です。小柳先生といえば心臓外科で高名を博した榊原先生の門下生であり、その流れを継いで恐らく日…
経済危機に揺れるスリランカを訪問した
1) 荒波砕けるスリランカ この夏、インド洋に浮かぶスリランカを訪れた。5泊6日の旅だった。8つある世界遺産のうち、仏教遺跡など5つを見ることができた。国名は「光輝く島」の意。スリランカを巡れば、豊かな自然と悠久の歴史…
ロケ地として再び脚光を浴びる「映画のまち」尾道
私の郷里・広島県尾道市は、「映画のまち」として知られています。日本映画の数々の名作のロケ地になって来たからです。今年、没後60年を迎える名匠・小津安二郎監督の「東京物語」(1953年)と「尾道三部作」に代表される尾道出…
綱町三田会報告「秋の夕」
慶應義塾大学のメディア・コミュニケーション研究所(略称メディアコム)の研究生の就活支援の活動として、メディアコムと前身・新聞研究所のOB・OGで作る綱町三田会が企画して開かれてきた「秋の夕べ」が、今年は9月30日午後、…
関東大震災を撮った3人のキャメラマン ~100年後に語り始めたドキュメンタリー映画~
先月(8月)25日、東京・両国。東京都慰霊堂でドキュメンタリー映画「キャメラを持った男たち・関東大震災を撮る」の特別上映会があった。この日も”酷暑“だったが、震災の遺族らおよそ200人が“100年前”にじっと見入った。 …
「日航ジャンボ機墜落事故から38年」 隔壁の残骸を前に考えた
■空の安全のための展示 隔壁の残骸を見てきた。38年前の8月12日、群馬県上野村の山中に墜落したあの日航123便の後部圧力隔壁である。羽田空港を臨む東京モノレール・新整備場駅前の「日本航空安全啓発センター」には、隔壁のほ…
写真エッセー 長岡まつり大花火大会を観に行った
今年も大輪の花が夏の夜空を彩りました。コロナ禍で中止になり4年ぶりに再開された花火大会もあり、大勢の見物客で賑わいました。花火大会の代名詞ともいえるのが隅田川花火大会です。江戸時代、隅田川で行われていた水神祭(通称「両…
福島第一原発の処理水放流と韓国
1)福島原発処理水とIAEA報告書 福島第一原発で貯まる処理水問題が大きな節目を迎えた。IAEA=国際原子力機関は7月4日、処理水を基準以下に薄めて海に放出する日本の計画が国際的な基準に合致し、安全とする報告書を公表し…
ジャーナリズムと放送法~拡大ミニゼミの議論から~
綱町三田会が、メディアコムの学生や教職員と一緒に開いてきた勉強会のミニゼミは、今年で節目の10年目を迎えた。そこで、6月28日、慶應義塾大学三田キャンパスで開かれた2023年度第2回のミニゼミは、通常の綱町三田会、メデ…
「パンデミック」はまた必ずやってくる
■隅田川花火大会が4年ぶりに再開 この夏は新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが2類相当から5類に移行し、イベントの規制が緩和された初めてのお盆(8月13日~16日)休みを迎える。 JR各社のまとめによると…