■健康弱者は注意が必要だ 新型コロナの変異ウイルス(変異株)が見つかり、世界各国が警戒を強めている。変異ウイルスは昨年9月ごろ、イギリスで発見された。その後、南アフリカやブラジルでも別の変異ウイルスが確認された。いずれ…
シリーズ「五年後、コロナ後の世界」Ⅱ コロナ生活苦のエッセンシャルワーカーらの最低賃金をほぼ倍増するというアメリカ・バイデン政権の格差対策を注視する
アメリカの貧困、格差問題を象徴する集団が鎮痛剤中毒に陥った白人男性を中心とする、働こうとしない700万人の男女だ。筆者が、この問題に気づかされたのは、保守系シンクタンクAEIのニコラス・エバーシュタット研究員の『 仕事な…
韓国法廷 またも慰安婦判決で国際法無視
1) 元慰安婦の損害賠償判決 新年早々、ソウル中央地裁が下した判決が最悪の日韓関係を揺さぶっている。元慰安婦の女性12人が戦時中に受けた精神的苦痛に対する損害賠償を求めた裁判で、被告の日本政府に1人当たりおよそ950万円…
書評「ロッキード」(真山仁著、文藝春秋社刊) ~初代、田中総理番記者の呟き~
今からほぼ四半世紀前の1972年8月の軽井沢。当時、東京でよく知られたすき焼き店の出店。広い座敷に田中角栄総理(当時)が姿を見せた。真っ黒にゴルフ焼けした顔、ブルーのスポーツシャツ。待ち受けていたのは大手新聞社などの総…
感染症の歴史から5年後を占う
「新型コロナの猛威が消えて風邪のようになる。欧米中心に始まったワクチン接種によって、人類が集団免疫を獲得するまでにあと3年から5年はかかる」と東京大学医科学研究所の石井健教授は予想する。5年後、コロナなき世界はどうなって…
一歩引いて考えたい「コロナワクチン」の接種
■これまでワクチンに賛成し、社説やコラムを書いてきた 今年の最大の話題は、新型コロナウイルス感染症のワクチンになるだろう。イギリスなど多くの国で感染力が強いとみられる変異株が出現し、日本でも見つかった。それだけにワクチ…
新型コロナ感染症と観光&GOTO
今回のコロナウイルス感染症は、観光産業に大きな影響を与えました。世界的な流行で、3密を避けソーシャルディスタンスを取ることが求められていることもあり、海外旅行と訪日旅行はほぼゼロ、国内旅行・出張・飲食等も多少は需要があ…
生命誌研究者中村桂子さんに聞く
新型コロナウイルス感染症が世界的に広がり、一向に収束する気配がない。大阪府高槻市にあるJT生命誌研究館の館長を長く務めた中村桂子さんに、「生命誌」の観点から新型コロナウイルスをどう考えているか聞いた。生命誌は、「人間が…
バイデン政権で問われる韓国外交
1)バイデン政権と外交政策 バイデン氏は、上院外交委員長やオバマ政権の副大統領を歴任し、実務型の政治家としてよく知られている。その政治哲学は、自由・民主主義、国際協調主義にある。バイデン氏は、すでに地球温暖化を防止する…
ミニゼミレポート「米大統領選挙をめぐるアメリカ社会の分断」
2020年12月16日、2020年度4回目のミニゼミがオンラインで開催された。今回のテーマは11月に行われた「米大統領選挙」。ニューヨークを拠点に活躍するジャーナリスト津島恵子氏を招き、現在のアメリカの社会やジャーナリ…